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松岡 圭祐 (2006/06)
徳間書店

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今一番好きな作家、松岡圭祐さんの本です。

その書名の通り、血液型に関する小説です。
(B型の方にはあまりうれしくない内容かもしれませんが)近い将来、
血液型性格判断ブームが過熱し、B型人間に対する差別や偏見が
広がっていく、という書き出しで始まります。
そして、白血病を患った少女が、骨髄移植によってB型に変わって
しまうことを嫌って「B型になるくらいだったら死んだほうがマシ!」
と移植を拒否するという「事件」が。
そんな世の中の迷信を払拭すべく、3人の臨床心理士が立ち上がります。

「千里眼」の岬美由紀、「催眠」の嵯峨敏也、「ニュアージュ」の一ノ瀬恵梨香。
松岡圭祐のシリーズものの主人公たちです。

松岡作品の中で最高、というほどでもありませんが、おもしろかったです。
でも、嵯峨が過去に白血病を克服したけど再発して瀕死の状態に、って。。。。

松岡先生、やってくれます(・◇・)

こういうありえないようなことをギリギリのところで書いてくる
松岡作品が好きです。
岬美由紀の超スーパーウーマンぶりとか、あとちょっと現実離れしたら
興冷めしちゃうところですが、現実離れしているけど憧れてしまう
という範囲にとどめています。(笑)

小説では、血液型信仰ブームの火付け役となっていたメディアや
悪徳占い師(?)などが金儲けのために事実のでっちあげを
していた、ということを突き止めて、問題解決に少し近づきます。
そしてスーパーウーマン岬美由紀が、ある方法を使って、科学的に
血液型性格診断が意味のないことだということを証明します。

なのに。。。。
読み終わっても、私自信は血液型診断を否定するには至って
いません。。。
母が占いとか好きだったもので、昔ちょっとブームだった頃
家には能見正比古氏の本がたくさんあり、TVでも相性診断の
番組をやっていてよく見ていました。
今までの人生で出会ってきた人達と血液型を照らし合わせると、
やっぱり当たっているような気がするんですよね~~。
人間の性格というのは、一面的ではなく多面的であって、
血液型占いを、一方では当たっていて一方では当たっていない
ということがあっても、心理的作用で信じてしまう、という
ようなことが小説の中に書いてあったかと思います。
理屈ではそうかな、と思うけど、小さい頃から根付いた
「信仰」はなかなか消えないですね。

一昨日、WOWWOWで韓国映画「B型の彼氏」をやっていました。
1月に放送された時に見たのですが、この映画もヒドイ!
B型の人達、特にB型男性達が怒ってきますよ!
まぁ、憎めないヤツ、って感じで描かれているのがせめてもの
救いです。

全世界でも血液型性格分析とか信じているのは、日本人と韓国人と
あとどこだっけな?ほんの一部の国々だけだそうです。

血液型性格分析って信じますか?